tenchoのブログ

ECサイト運営に関する知識共有&EC業務を効率化する一元管理システム

【必見】ネットショップ開業に必要な知識!開業流れの7つSTEP、注意点も紹介

誰でも簡単にネットショップを開業できる時代ですが、じっくりと理解し準備をしなければ、失敗する可能性が高いです。

では、オンラインショップを立ち上げるために必要なものは何でしょうか?「何から始めればいいか分からない」「情報が多すぎて迷ってしまう」という方も多いでしょう。

この記事では、そんな不安を解消するために、ネットショップ開業に必要な知識や開業の流れ、注意点などをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

ネットショップ開業に必要な知識

ネットショップ開業

ネットショップと実店舗の違い

ネットショップと実店舗の最大の違いは、店舗形態と販売プラットフォームです。実店舗は物理的な場所にあり、顧客が直接訪れて商品を購入しますが、ネットショップはオンライン上で商品を販売します。

実店舗では商品の試着や手に取ることができますが、ネットショップでは画像や説明文により商品を確認します。

また、実店舗では店員と直接コミュニケーションが可能ですが、ネットショップではコミュニケーションがオンラインで行われます。

これらの違いから、顧客の利便性や購買体験が異なる点が挙げられます。

ネットショップの種類

ネットショップを立ち上げる際、最初に「どのシステムを使用して運営するか」ということを悩む方が多いです。

現在、多くのネットショップ構築サービスが提供されています。店の規模や運営方針、予算などに応じて、最適な方法を選ぶことが大切です。

ネットショップ構築サービスの種類は大きく分けて下記の4つになります。

次いで、それぞれについて解説していきます。

モール型

モールは、インターネット上の複数のネットショップが集まった場所です。デパートに出店する1テナントのようなイメージです。

モールの利点は、幅広い商品ラインナップとそれに伴う利用者数の多さです。モール側はネットショップの開業から運営までサポートしてくれるため、専用システムやパッケージソフトに比べ、導入の難易度は低いです。

代表的なモールには楽天市場Yahoo!ショッピングAmazonなどがあります。

 

ASP

ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)は、パソコンにソフトをインストールせず、ウェブブラウザー上で利用できるサービスを提供し、一戸建ての路面店のような形で運営します。

特に、ASP型またはモール型のサービスなら、コストや難易度が低く、セキュリティー面の安心感も高く、個人でも少ない手間でネットショップを開設できるため、導入がおすすめされます。

パッケージソフト

パッケージソフトは、ネットショップの基本機能を備えたソフトで、レンタルサーバーを借りてネットショップを開設することができます。

代表的なものに「ホームページ・ビルダー22」があり、買い切り型で家電量販店や通信販売で入手できます。独自ドメインも利用可能で、一戸建ての路面店を建設するイメージです。

専用システム構築

専用システムは、法人向けのサービスで、自由にカスタマイズしてネットショップを構築できる点が特徴です。自社ビルでの店舗運営と同じような感覚です。

自由度が高いため、自社の要件に合わせてカスタマイズできる利点があります。

しかし、自由度が高いほどコストも高くなって、最初から顧客が訪れるわけではないため、集客には多大な努力が必要です。

ネットショップ開業に必要な機材

ネットショップ開業に必要な機材

多くの方がネットショップ開業にあたり、何が必要か迷われたことがあります。

以下に必要なものをリストアップしました。開業に必要な最低限の機材を準備しておきましょう。

  • ネットショップ運営をおこなうパソコン・スマートフォン
  • 納品明細書や領収書を印刷するプリンタ
  • 商品撮影に欠かせないデジタルカメラ
  • ネットショップ運営に必要な画像編集ソフトやセキュリティソフト
  • 商品の品質を保証するための梱包資材

各店舗の商品や規模、予算などに合わせて、最適な機材を選ぶことが大切です。業初期には、高価な機材よりも、商品の品質や経営戦略を考えることがより重要です。

必要なネットショップ開業の流れ

ネットショップ開業方法

個人でネットショップを開業するにあたって、以下7つのスッテプに従い、事業を始めましょう。

①ビジネスプランの策定
②商品仕入先の考慮
③必要な認可証の取得
④出店方式の選択
決済手段と配送方法の選定
⑥ネットショップシステムの構築
⑦開業届の提出

では、ひとつひとつ見ていきましょう。

①ビジネスプランの策定

ネットショップを成功させるためには、ビジネスの基盤となるコンセプトやターゲット、商品、ブランディングをしっかりと計画することが肝要です。

自身の好みではなく、市場やトレンドに基づくリサーチを通じて慎重に構想を練り上げましょう。

また、ネットショップ名やウェブデザイン、ロゴ、カラースキームなどもコンセプトやターゲットに適合するよう慎重に考えることが大切です。

②商品仕入先の考慮

商品や事業の方向性が定まったら、仕入れ先をリサーチしましょう。品質や納期、最小発注ロットなどを問い合わせ、ビジネス規模に合った取引が可能かどうかを確認します。

また、手作りアイテムを仕入れる場合は、製作スケジュールや材料の入手の安定性も重視しなければならない。

③必要な認可証の取得

ネットショップを運営する際は、法律を守ることが不可欠です。特定の商品を販売する場合は、営業許可や届け出が必要となります。

また、他の商品についても法規制を調査し、違反しないようにしましょう。

④出店方式の選択

ネットショップを運営するには、明確な事業計画が不可欠です。事業計画に基づき、適切な出店方法を選択します。

各種のネットショップにはそれぞれ長所と短所があり、「どちらが優れている」というのはありません。個人の目的や要件に応じて、最適な選択をすることが大切です。

決済手段と配送方法の選定

ネットショップの支払い方法は多岐にわたり、銀行振り込みクレジットカード、電子マネーなどがあります。支払い方法を選ぶ際は、リサーチだけでなく、顧客のニーズや好みを考慮することが重要です。

配送についても配送業者や送料を事前に決めておく必要があります。送料は商品価格に影響を与えるため、慎重に選定した方がよいです。

⑥ネットショップシステムの構築

ネットショップ名やURLを決める場合、競合店舗を参考にしてページの構成を考えます。デザインやロゴ、色彩に迷ったら、ビジネスのコンセプトを反映させたデザインを選択しましょう。

トップページには魅力的な写真と商品説明を掲載し、コンテンツを充実させることが重要です。完成したコンテンツは信頼できる人にチェックしてもらいましょう。

⑦開業届の提出

ネットショップを始める際には、税務署に「開業届」を提出する必要があります。

個人事業主であることを公式に証明し、銀行口座の開設、クレジットカードの契約、融資の審査などの際には開業届の控えの提示を求められることがあります。

開業届の提出は、ネットショップの立ち上げに合わせて行うのがおすすめです。

ネットショップ開業の注意点

ネットショップを立ち上げる際には、法的な要件や商品の品質など、押さえておくべきポイントがいくつかあります。

開業を検討する前に、特に以下3つの事項をしっかりと確認しておきましょう。

法的な要件の確認

ネットショップを開業する場合は、法令や規制に従い、営業許可や税務申告などの手続きを適切に行うことが重要です。

特に、個人情報の取り扱いに関する法律や消費者保護法など、オンラインビジネスに関連する法令を十分に理解しましょう。

商品品質の保証

ネットショップの成功には、提供する商品やコンテンツの品質が重要です。

良質な商品やサービスを提供することで顧客の信頼を勝ち取り、リピーターを増やすことができます。

セキュリティ対策と顧客サポート

ネットショップでは顧客の個人情報や支払い情報を扱うため、セキュリティ対策が欠かせません。安全な決済システムの導入やSSL暗号化の利用など、顧客の情報保護に努めましょう。

また、顧客サポートも重要であり、問い合わせ対応や返品・交換ポリシーの明確化など、顧客満足度向上のための取り組みを行うことが求められます。

まとめ ネットショップ開業に必要な知識!開業流れの7つSTEP、注意点

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今記事では、ネットショップの開業を考える個人に向け、必要な基礎知識や開業流れ、注意点を解説してきました。

準備が整ったら、この記事の内容を理解したうえで、商品の魅力やブランドの強みを最大限に活かす計画を立て、良い事業を目指して開始しましょう。

 

下記の記事でEC運営における受注処理について詳しく解説しています。受注処理の基礎から効率化まで知りたい方は、ぜひご一読ください。


関連記事

6大ECモールの徹底比較!種類やメリット、自社ECサイトとの違いを解説

【ECサイト運営】受注処理とは?流れや受注管理システム導入すべき理由を解説